ゴルフはスイングするだけのスポーツではない

私にとってゴルフは、スイングするだけのスポーツではない。 

スイングに入る前の動作、その動作にはいる前の所作、メンタルの持ちよう。 

さまざまな要因の結果がスイングなのであって、スイングにいたるまでのすべてがゴルフなのだ。

スイングは、それまでの練習と、その日のコンディションの結果と言っていい。 

朝起きたときの体調、歩いたときのバランス、疲労や痛み、メンタルに邪魔なタスクが残っていないか? 

それらはすべてスイングにつながっている。 

その日の最初のスイングは、前の日の仕事から始まっていると言っていい。 

そこでベストを尽くせただろうか? 後悔や、心残りは、ゴルフに必ず影響する。

その日の歩き方も気をつける。 

「歩く」とは人間の基本動作であり、そこをないがしろにして、ゴルフのスイングは美しくならない。 

歩いたときに、左右のバランスは保たれているか?地面を踏むことができているか?空気をきちんと吸うことができているか? 

ゴルフの上級者ほど、歩き方が美しい。 

細かい要因をあげたらきりがないが、ゴルフはスイングをするスポーツではない、スイングをするまで、そしてスイングをするスポーツなのだ。